施設名

すぷうん食堂・すぷうん広場インタビュー

(令和3年1月情報)

 令和2年9月から高畠町総合交流プラザで月1回子ども食堂を開催している「すぷうん食堂」・「すぷうん広場」におじゃましました。

① どのように実施しているのかを伺いました。

 すぷうん食堂とすぷうん広場は、毎月第3金曜日の夕方に高畠町総合交流プラザ内で開催しています。
 すぷうん食堂では、低額でお弁当を提供しています。どなたでも利用でき、施設内での食事のほか、家にお持ち帰りができます。なお、アレルギー対応として、食材を表記したチラシを配り、注意を促すこと等もしています。
 すぷうん広場では、町内の小中学生を対象として、読書や学習支援のほか、タブレット端末を利用できるスペースを設けています。タブレット端末は3台準備し、Wi-Fiの届くスペース内で自由に使って練習してもらえるようにしています。

② 始めたきっかけを教えていただきました。

 以前から、食べることに困っているような子どもを持つ世帯をはじめ、地域の方々に向けて食事を提供できる場を作りたいと思っていました。
 また、すぷうん広場では、特に学習等で利用する機会が増えているタブレット端末について、これまであまりなじみがなかった子どもに、タブレット端末がどんなものか自由に触って学んでもらいたいと思っています。
 今年度、思い切って定款を変更し、何もわからないところから手探りでひとつずつ進めて、令和2年9月からの開始となりました。

③ 実際に始めてみての感想をお聞きしました。

 特にすぷうん食堂について、約100食分もの食事をきちんと提供できるのかが心配でした。それでも、関係機関等から食材をはじめとする物資を提供していただいたことや、たくさんの住民の方々からボランティアとして活動に協力していただいたこと等、様々な方から助けられたことにより、何とか活動できています。ちなみに、ボランティアに来ていただいている方は約20名で、無理なく続けられるように「来られる時に来てください」とお願いしています。
 また、感染症予防のためのアクリル板の購入費用やチラシの印刷費用等、思いのほか出費が重なりましたが、今は公的機関等による支援策を利用しながら、やりくりしています。
 利用してくださった方からは「助かりました」、「ありがとうございます」と後から電話をいただいたくこともあり、このような感謝の声がとても活動の励みになります。
 なお、本当に必要としている方にどうやってこの取組みを届けるかというのが今後の課題です。地域で活動している人達や公的機関等からの協力を得ながら、少しずつ地域に浸透させていければと考えています。

○準備の様子を撮影させていただきました。

 今日のメニューはチキンカツとひじきの煮物。とてもおいしそうです。